感謝の心を養う

 この頃、世のありさまをつらつら慮りますに、政治、経済、医療、その他、社会のあらゆる分野で、日々伝えられる様々な出来事に、納得できない思いでおられる方々も多いのではないかと思います。
 世の中には矛盾が沢山あります。辻褄の合わない事が多くあります。正直者がバカをみるような事が少なからず目につきます。
 しかし、もしそのような矛盾にばかり目を向けて、人生怒ってばかりいたら、人の一生は怒りや嘆きの人生となってしまう事でしょう。人一人の人生は、誰のものでもなく自分の人生である。
 納得できないような事態にも、考えてみれば、その中に人生の大きな教訓を見出す事ができるはずである。掛け替えのない自分の人生を、より高きものに導く為には、今生きている事への感謝と、全てのものごとから教訓を得て、それを自分の人生に生かすという心の姿勢を幼い時から教育していくことが大事ではないでしょうか。