つまずいてこそ〜出会う (青年期の生徒に説く)

 生きることはとても辛い事だ。お釈迦様の教えも、苦しみに出会った事から始まった。
「もうこれ以上頑張れない。もうこれ以上、1人では抱えられない・・・・」
 
 つまずいた時、迷った時、そのような時にこそ、初めて出会うご縁がある。つまずいた先に、健気に咲く花を見つけたり、仰向けにひっくり返れば、夜空の月がやさしく照らしている事にも気付くであろう。
 
 世界には私達が、いまだ経験していない可能性に溢れている。そして、未知なる出会いも待っている。
 
 つまずき、立ち止まった時だからこそ、普段なら見落としてしまいそうな私達が知らない世界との出会いがあるかもしれない。
 
 つまずいてこそ見える世界や、出会うご縁が、私たちの人生にとってとても大切なものになるかもしれない。

まずは、そこから考えていきたい。